2103年11月9日(土)神戸ビエンナーレ2013「ミュージック& アートステージ・コンペティション」

音楽水車プロジェクト立ち上げのきっかけとなった記念すべき最初のプロジェクトです。
神戸ビエンナーレ2013に「ミュージック&アートステージ・コンペティション」という公募企画があり、プロジェクト代表岡淳の「自然の水流で回る水車で音楽を奏でる」という計画を実行に移すための第一歩として、からくり演奏装置とジャズミュージシャンの共演というコンセプトで応募し入選、制作が始まりました。ステージ上のパフォーマンスということで水を使って水車を回すわけにはいかないので、水車をイメージしたカラクリ装置として人力で回るものとしました。サックスプレーヤー岡淳とその仲間のベーシスト杉本智和2人のミュージシャンと、藤田靖正、水内貴英、斉藤鉄平、新澤悟郎、石ケ森由行らアーティスト、ウクレレ制作露木昌彦からなるプロジェクトチームが結成され、ユニークなコラボレーション作業で制作が進められました。ミュージシャンとアーティスト、ものつくりの専門家 など、様々な分野のメンバーが、 知恵と技術を出し合って、ときに熱く議論を戦わせながら作り上げていきました。

制作する演奏装置は「水車で音楽を奏でる」という夢を花咲かせるための第一歩、種まきであるということから『種まきミル』と名づけられました。ミル(mill)とは英語で臼、あるいは水車小屋を意味します。神戸ビエンナーレ2013のテーマが『SAKU』でしたので、花が『咲く』ための『種まき』という意味をもたせました。

『種まき MILL』は惜しくも大賞はのがしましたが準大賞をとることが出来ました。 メンバー一同喜び(と大賞を逃した若干の悔しさ)を噛み締めつつ、既に次なる夢である本物の水の流れで回る「音楽水車」の建設に向けて動き出したのでありました。


神戸ビエンナーレ2013作品記録集より










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